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アフリカ地域の日本語教師

Q.海外で活躍する日本語教師についての質問です。

日本語教師の職場としては、やはり地理的に近い場所にある東アジア地域が
中心のように感じますが、その他の地域で特に日本語教師の必要が高まっている
地域はありますか?

A.現在かなり力を入れて日本語教育を行っているのがアフリカ大陸の各国です。

日本語学習を希望する人たちは世界各国にいますが、
中でも人数が増加してきているのがアフリカから中近東にかけての地域です。

アフリカ~中近東にかけての地域のうち、
最も日本語教育がさかんに行われているのが「中央アフリカ共和国」です。

他にもマダガスカル、エジプトといった地域では
かなり日本語が学習できる専門機関がしっかりと整えられており、
中にはかなり高度な日本語を使いこなせる人が存在しています。

Q.中央アフリカ共和国では、具体的にどのような日本語の教育機関がありますか?

A.中央アフリカ共和国は日本の文化に関する全般的な関心がとても高く、

初等教育から高等教育までかなりしっかりした段階的な教育がなされているようです。

日本と中央アフリカ共和国は友好関係もかなり強くあり、技術や文化、
社会的経済発展において数々の援助や協力が続けられてきました。

また研修生や留学生を積極的に日本に受け入れるようにもなっており、
2006年からは国立バンギ大学で現用言語学科に日本語を必修としています。

他にも国内の大学では日本語を選択で選べるようになっており、
他のアフリカの地域に比べても相当日本語教育のニーズは高いものとなっています。

Q.他にもアフリカの地域で日本語教育が盛んな国はありますか?

A.中央アフリカ共和国についで日本語教育が盛んなのはベナン共和国です。

ベナン共和国は西アフリカにある国ですが、中央アフリカ共和国ほど
しっかりとした設備が整えられているというわけではなく、吹き抜けの教室が
1校あるのみとなっています。

ですが日本語学習を希望する人のニーズは大変に高く、
日本からの教師を積極的に受け入れ希望しています。

一方、東アフリカ地域ではケニアがサハラ以南のアフリカ大陸内で
有数の日本語教育発展国となっています。

ケニアは首都ナイロビを中心に日本語に関する教育機関も多く、
定期的に日本の教育機関と会合やセミナーを行っていたりします。

しかしながら東アフリカ自体はまだまだ日本語教育が遅れている地域ではあるので、
今後はケニアを中心に活動の拡大が計画されています。