需要の高まる台湾
日本語教師として働く現場は世界各地にありますが、中でも今需要が高まってきているのが台湾です。
台湾は日本と文化的な交流の深い国であり、カルチャーでもビジネスでも日本に市場を開きたいと考えている人がたくさんいます。
仕事の他にも、日本のアニメやドラマなどが連日のように台湾のテレビでは放送されており、町中の看板などにも日本語表記が多く見られています。
台湾における日本文化や日本語教育のレベルはかなり高いものとなっているので、日本語教師として海外で仕事をしたいと考えている人にとっては台湾は仕事が探しやすい国ということになっています。
ちなみに日本人が台湾に行ってそこで何か仕事をしようとするときには、日本料理店など日本の品物を取り扱うお店もしくは日本語教師となるというケースがほとんどです。
スキル次第で仕事につける
台湾内で日本語教師として仕事をしていくときには、特に何らかの資格を必ずとっていなければいけないということはありません。
日本語学校は台湾内の各地域にありますので、日本語以外にできる語学(英語・中国語など)があることを示せれば、そこで仕事につくことは可能です。
ただし、日本語教師の職の需要が高まったこともあり場所によっては求人数に対しての応募者が大変多くよりきちんとしたスキルを持っている人が優先的に採用されるようになってきています。
ですので、法的には日本語教師の資格は必要なくとも、自分のスキルを証明するために何らかの民間資格はとっておいた方がよいといえるでしょう。
ただし台湾で日本語教師として勤務するときに気をつけたいのが就労ビザの期限です。
台湾は国内での不法労働者に対してかなり厳しい対応をとっているので、就労ビザがない人は語学学校に勤めることができません。
就労ビザがなくても日本から台湾に滞在することは3ヶ月まで可能となっているので、その間だけ働こうという人もいますが、現在はかなり厳しく移民局が目を光らせているのでできないと思った方がよいでしょう。
ボランティアとしてであっても、そこで日本語教師して活動し少額でも報酬を受け取るとそれを給与とみなして厳しい罰則がかせられてしまうことになります。
台湾での日本語教師の仕事では、独身の若い人が中心となっており多少給与額は安くてもかなり前向きな姿勢で仕事をしているようです。
ただ中には台湾に来たものの帰るあてもなくなんとなく日本語教師をしているというタイプの人もいるので、きちんと目的意識を持って行きたいところです。