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カナダで日本語教師として働く

人気が高いカナダ

日本語教師としての勤務先として人気が高いのがカナダです。
カナダには案外日本人の滞在者が多く、そのためカナダ国内には日本の文化や歴史に興味を持ってくれている人がたくさんいます。

そのため、カナダ国内の小中学校では日本語に関する授業をとりいれているところも多く見られており、必然的に日本語教師としての仕事も多く求められています。
教師としての仕事の他にも、住民サービスやサークル活動などととして日本語教育をすることもあり、ボランティアや日本語教師アシスタントも頻繁に募集されています。

カナダは日本語教師の就職先としてだけでなく、純粋に観光地としても日本から人気のあるところなので、長期的に滞在したいと思う人も多くなっています。
就業のためのビザ発行基準も、アメリカなどに比べてかなりゆるく基準が設定されているのでワーキングホリデーなどを利用して日本語教師を目指すこともできやすい地域です。

ですが、カナダ国内で日本語教師をする場合には基本的な日本語教師講座を受講するだけでなく、カナダ固有の事情についても勉強をしていくことが大切です。
例えば、カナダという国特有の事情としてケベック州の存在があります。

ケベック州とはフランスからの移民によって構成されている州であることから、英語だけでなくフランス語も公用語とされています。
カナダは他にもたくさんの国からの移民が生活していますが、それらの移民たちは移り住んだあとにも母国の習慣や言語を続けていることがよくあるので、その地域ごとに固有の文化風習が続けられていたりします。

そのため日本語教師として勤務する場合には、日本語と英語の他にもう一つ別の言語の修得が必要であったり、文化や宗教に基づく生活習慣を理解することが大切になってきます。
実際、イタリア文化によって生活習慣が形作られている地域や、ウクライナの文化地域があったりというようなところがあったりします。

文化・風習の違い

こうした文化や風習の違いがどう影響してくるかというと、その違いが周囲の人々との礼儀が変化してくるためです。
一例を出せば、日本においては子供はおとなしく席に座って授業を受けるべきという認識がありますが、カナダにおいては自分のやりたいことをすぐにやるということの方が優先されることが常識であったりします。

そういった文化が浸透しているところで無理に着席を強要させるようなことをすれば、保護者たちから一斉に批難をされることでしょう。