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大学で日本語教師に関する専攻を修了

日本語教師となるための資格を身につける方法の中でももっとも時間がかかり、かつ本格的に行うことができるのが大学での課程を修了するという方法です。
日本語教師となるための大学の課程は主専攻・副専攻のいずれかから選ぶということとなっており「日本語学科」という名称の科が存在している大学であれば受講をすることができます。

ただし実際に履修したときに受ける授業の内容はどの大学で受講をするかによってかなり内容に差があるので、選ぶときにはその大学がどのような分野で勤務をするときに適した日本語教師の養成を行なっているかということを参考にしてみてください。
また過去に卒業生がどのような就職先に進んだかということもかなり参考になる情報です。

日本語教師養成に関する学科

現在日本国内にある大学のうち、日本語を母国語としない人のために日本語を教える教員を養成することを目的とした学部・コースが設置されている大学は国公私立で155校、大学院では25校、短期大学では37校となっています。

特徴的なのがこれらの学校を卒業した後の進路の調査結果で、養成課程を修了した学生の勤務先は年々多様化する傾向にあり、従来まで最も数の多かった留学生や日本居住者のための日本語学校に勤務だけでなく、他に企業内における外国人研修生を対象としたセミナー講師や、移民の多く集まる町での子供向け日本語教室に勤務するといった社会の動きに応じた働き方が増えてきているのです。

また、海外における日本語教員の需要も年々高まってきていることも特徴です。
さらにはこれまでは日本語を母国語とする日本人が海外の学校に留学して外国語を取得し、帰国して留学先の言語を用いて日本語を教えるケースが多かったのですが、最近では海外から日本に留学をしてきて帰国後母国で日本語教師となるというパターンも増加しています。
もし大学の日本語教師養成課程に進むのであれば、そこには多種多様な国籍を持った人がいるということは知っておいた方がよいでしょう。

参考:日本語教師養成課程のある大学一覧

主な大学

なお関東地域で日本語教師養成課程を持つ大学をいくつか挙げていくと、早稲田大学や学習院大学の他、日本女子大、聖心女子大、昭和女子大、白百合女子大といった女子大に多く集中する傾向があるようです。
また東京国際大学や獨協大学など語学系に強い学校にもよく設置がされています。
進学先を選ぶときには実習や研修内容にどのような施設を使うかといった実務面重視での履修内容にこだわって選ぶようにしてみてください。