独学でも可能?
最初に回答から申し上げますが、日本語教師になるための学習は独学でも可能です。
時間についてですが、講座などに参加されないでも、100時間以内で必要な部分をマスターしている人が多いのです。
そんなに簡単?と思ってしまいますが、実は日本語自体はそれほど難しいものではありません。
というのも、日本語の基礎的な知識があるかどうかを見るだけとなっているからです。
例えば、文法と聞くと難しそうな感じがしますが、実際はそれほど難しいものではありません。
外国人であれば、接続詞や副詞について誤認されている人もいるので、難しく感じる人もおられるでしょう。
ですが、日本人の場合は会話でよく使うものなので、簡単なテストを行ってみると満点近い点数を得られる人が多いのです。
そのため、独学で日本語を学びたいというのであれば、文法ではなく漢字能力を磨くようにしましょう。
日本語教師を真面目に目指していく場合、漢字のミスが多いとかえって日本語教師から遠のいてしまいます。
自分はできると思っていても、漢字能力検定3級程度の漢字も難しいという人はいますので、日本語教師を目指す際は漢字のほうが重要となります。
英語であれ日本語であれ、目標設定の大切さは共通して言えるでしょう。
英会話を独学で身につけていくためには、事前に目的(ゴール)を決めておくことが重要です。その際には「英語が話せるようになりたい」という目的では意味がありません。何かをするための手段として、英語が話せるようになるということが大切です。
引用:英会話を独学勉強方法 | 産経オンライン英会話
気になる試験内容
日本語教師ですが、実際の能力を見るための試験がございます。
試験は3分割されているのですが、それほど難しい内容とはなっていません。
というのも、基礎的な知識があるかどうかを15問で判断するテストなどを、クリアするだけで良いからです。
出題範囲がそれほど広くありませんので、勉強嫌いでなければラクラクに突破できる人が多いでしょう。
また、テストはマークシート方式が採用されているので、大まかな知識があるだけで解ける問題も多いです。
そのため、詰め込み学習のような学習方法も通用するので、広い範囲で学習されているだけでも合格する可能性はあります。
テストでは基礎能力以外に応用力も見られることとなります。
応用力というのは、音読されているものを実際に聞いて判断するという内容のテストです。
日本語の聞き取りを行うわけなので、日頃からニュースなどを見られている人であれば、あまり難しく感じない内容となっています。
そのため、日本語教師のテストでは最後の記述式のテストが難問となります。
日本語教師として必要な知識を活かして解く問題なのですが、マークシート方式ではないので自分の意思で回答を模索しないといけません。
総合的な能力を見る上で必要とされているため、テストによっては対応していないこともある・・・というものでもないのです。
テストに対して余裕が生まれた際は、必ずこのような読解力も問われる記述式のテストも自主的に行っておきましょう。
独学で日本語教師になりたい際は、基礎知識のテスト、聞き取りテスト、記述式テストをこなせるようになれば、実際の試験においても余裕をもって対応できます。