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褒め方のコツ

子供の教育には褒め方が大事

ここ最近では子供の教育についてさまざまな意見が言われるようになってきていますが、中でも重要と言われるのが「褒め方」です。
昔ながらの考えの人には子供を褒めるとつけあがって勉強や仕事をしなくなるので褒めるのは間違いだ、というふうに思う人もいますがそれは全くの間違いです。
学習にしても仕事にしても、努力をしている人に対して褒めないという行動をとり続けていると、頑張っても何の成果もないかのような虚しさを感じるようになるので、そのことを頑張ろうという意識がなくなっていってしまいます。

ただしだからといって何でもかんでも褒めればそれでよいというわけではなく、褒め方にもよいやり方と悪いやり方があります。
よくない褒め方をしていると、褒めないよりもむしろ悪い結果を生み出すことにもなるので、まず自分は他人にどういった言葉をよくかけているかを考えなおし、そこからさらによい対応方法はないかということを考えていくようにしましょう。

子供だけじゃなく大人にも大きな効果が

学習をするのは子供が多いわけですが、子供だけでなく大人にも褒め方はその後のモチベーション維持に大きな影響を与えます。
ビジネス書にも「部下の褒め方」や「叱り方」について書かれたものが数多く見られていますが、褒める・叱るということは非常に難しい行動なのです。

日本語教育は他の言語に比べて大変に習得が難しく、どんなにわかりやすく教えたとしても必ずぶつかってしまう壁が存在してしまいます。
そうしたときに相手の疑問や不明な点にとことん付き合って教え続けることももちろん大事ですが、それ以上にきちんと相手の気持ちに配慮をした褒め方をしてあげられるかということが大きなポイントになってきます。

大人に対して褒めるなんて相手も恥ずかしいんじゃないか?などということは気にする必要はありません。
それは大げさに「わぁ~すごいね~」といったような子供に対するような褒め方をしては相手も不快に思うかもしれませんが、人は基本的に誰かから褒められて悪い気持ちになることはありません。

褒め方を覚えれば信頼感が高まります

なぜ褒め方が人の気持を大きく左右するかというと、人が本能的に持っている「承認欲求」が関係しているからです。
承認欲求とは、誰かに認められたい、受け入れられたい、と感じる気持ちのことです。
どんなに斜に構えた性格をした人であっても、相手から好意を示されたりすごいと尊敬をされたりするととても気持ちがよくなります。

承認欲求はその時に満たせばその後要らなくなるものではなく、生きている限りはずっと心の中にあり続けるものです。
そのため子供であっても大人であっても承認欲求を満たすことができるかどうかで、その後の行動を決めていくことになります。

自分が努力をしたことを正しく認めてくれる人というのは、自分のことを本当によく見て受け入れてくれる人なんだという安心感あるものです。
ですので子供や生徒に学習を続けていってもらうには、そうした相手の気持ちを組んで努力を認めてあげるようにするということが大切になってきます。