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日本語教師の活躍の場

仕事環境

日本語教師は国内での他の仕事に比べて決して恵まれた仕事環境にあるとは言えません。
日本国内での日本語教師の募集を調べてみても、ヒットする大多数は非常勤での採用となっており、時給額も高い金額が提示されていることもほとんどありません。
日本語教師として安定的な仕事をしていくためには、日本国内はそれほどよい場所ではないといえます。

ですが勤務先を海外に移してみると、地域によってはかなり高いニーズがあります。
中でも東南アジア地域では日本語を学びたいという人はかなりの数となっています。
せっかく大学の養成課程を修了し、420時間にも及ぶ養成講座を受けるのですから少しでも多くの人に喜んでもらえるようなたくさんの仕事をしていきたいところですよね。
ですので、日本語教師としてより広く活動していくなら一度は海外に渡ってそこで日本語を教えるという仕事についてみることをおすすめします。

おすすめの就職先

おすすめなのが台湾での就職です。
台湾は親日感情のある地域として知られており、またビジネス面でもかなり日本とは深いつながりを持っています。
国民性も穏やかなことが多く教えやすい人が多いため、安定的に仕事をしていくことも期待できます。
ただし、台湾で日本語教師として就職をするためには大学卒業以上の学歴が必須となります。
日本の大学で日本語教師養成課程を修了した人であれば文句なしなのですが、高卒~短大卒までの学歴で日本語教師養成課程420時間を受けて日本語教師資格を得た人の場合、それだけで採用されるということは難しくなります。

台湾で日本語を教える場合には中国語を話せることも条件となります。
台湾の他にも、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ラオスといった国々も同様に日本語を学びたい人のニーズがかなり高い地域となっています。
これらの国で日本語教師となる場合には、就労のためのビザの取得をするとともに現地の日本語教師組織に連絡をしておくということが必要になります。
国によって必要な学歴やスキルが少しずつ変わってくるので、もしそれらの国への就労を希望するのであれば一つ一つ細かく条件などを調べていくようにしましょう。
いきなり移住するのが不安なようなら、まずは国際ボランティア組織に属して活動に参加をしてみて、そこで日本語教師組合とパイプを作っておくという方法もあります。