スイスで日本語教師になれる
チューリヒといえば、スイス最大の都市であり、チューリヒ州の州都でもあります。
日本からスイスは大変距離的に離れているためあまりピンとはこないかもしれませんが、日本からチューリヒに移り住んでいる人や、スイスに留学などで訪れる人も実際にはかなりたくさんいます。
またスイス国内やチューリヒ内にいて日本語を習得したいと考える現地の人もニーズとしてはかなり存在しており、そうした人の受け皿となるべく日本語に堪能な人材は多く募集されています。
中でも幼稚部と小学部についての生徒人数は増加の傾向にあるので、そうした人に教えることができる日本語教師は大変現地で重宝されます。
チューリヒ日本語教室では既に日本語教師として勤務をしたことのある人を優先的に、教師として採用したいと求人を度々出しているのでこれから日本語教師として仕事を探している人などは詳しく調べてみるとよいでしょう。
勤務にはドイツ語能力も必要
チューリヒ日本語教室で勤務をするためには、まずは日本語教師として必要な課程(420時間以上の所定教育)を受けた人であり、かつスイスへの滞在許可があることが条件となります。
日本語教師としての実績の他に保育士や一般教員として勤務をしたことのある経験も優遇されます。
ただしチューリヒ日本語教室においては日本語の他にドイツ語の日常会話能力(B1程度)があることも採用の条件となっているので、日本語教師としての勉強をするときには英語の他にドイツ語の勉強も合わせてやっておくようにしましょう。
チューリヒ日本語教室そのものは営利企業ではなく、非営利団体「チューリヒ日本語教室協会」として児童の出身国や文化の継承を目的としての日本語教育を行っている団体です。
そのため一般の語学学校などよりは報酬面では十分というわけではないので就職を希望するときには注意が必要でしょう。
語学教育だけではないところが特徴
チューリヒ日本語教室では、現地の子供たちに言語教育をするだけでなく、情操部分の教育なども同時に行っていきます。
語学の習得はそれぞれの生徒のレベルに合わせつつも、ゲームをしたりスポーツをしたりしながら各国の文化を学び理解を深めるという活動を行っていきます。