1. >
  2. 仕事のやりがい

仕事のやりがい

職場環境とやりがい

現在進行形で日本語教師として活躍をしている人の意見をいくつか集めてみると、共通しているのは「職場環境(収入面)がよくない」ということと同時に「やりがいは多い」ということです。
日本語教師は新卒で就職をする人に比べて、一度サラリーマンやOLとして勤務経験をした人が日本語教師養成講座420時間もしくは日本語教育能力検定試験に合格することで新たに日本語教師を目指すという人の方が多くなっています。

これらの転職は決して現在よりも安定的な職・高収入な職を目指して行うものではなく、仕事を通して得られる夢ややりがいを強く意識してのものであると言えます。
日本語教師としての仕事では、当然のことながらたくさんの国や地域の人を前に教鞭をとっていくことになります。

そこでは生徒との新鮮なふれあいがあり、語学が次第に上達していくのを目の前で見ることができるという楽しさがあります。
これから日本語を修得しようとする人ということは、日本に対して親しみや興味を持ってくれている人が多いこともあり、日本のよいところを紹介して交流を深めていくことができます。

適した人

日本において日本語教師を目指す人の割合をみると圧倒的に女性の方が多くなっています。
これは会話力やコミュニケーション能力がより高いのが女性であるということと、子供や若者に対して親身になって教えるという動作に対して強いやりがいを感じやすいという性格面も関係していると言えるでしょう。

日本語教師として長年活動をしていると、ふとしたときに卒業生の人と出会う機会が持てたり、そこからまた新しい人同士のつながりができていったりといった新鮮さがあります。
また自分が教えた語学を話せるようになることで、お礼を言われたりすると大変嬉しく次の仕事につながるモチベーションになります。
収入面よりもこの達成感がやめられないため、結果的に長く日本語教師の仕事をしているという人もたくさんいるようです。